Easy Steet 初級ストリート

Microsoft Solitaire Collection Event の一形態である「初級ストリート」は難易度「初級」と設定された問題ばかりを、「Klondike」「Spider」「FreeCell」「Pyramid」「TriPeaks」それぞれ6問ずつ、計30問の早解きを競うイベントです。
「Easy」100Points × 30 で合計ポイントは3,000になります。

イベントの中でも一番簡単な形態であるため、初心者でもとっつき易く、参加者数が最も多くなるイベントでもあります。
その一方で、難易度が低めであるため、チートによる時間短縮効果があまり出ず、筆者のような初見一発スタイルでも、参加者数が増えるにも関わらず、世界ランキングは割と上位に進出しやすい部類です。下手なチート者相手なら初見一発でも勝てます。

30問と出題数は多いですが、「初級」の問題は平均して1分強あたりで解けるように調整されていますので、筆者はえーっと30:25って記録がありますね。
あぁ、設問にもよりますが30分切れますね頑張れば。そのうち。

これは筆者の努力によるものだけではなく、Microsoft Solitaire Collectionのアプリのアップデートで操作性改善が行われている結果、徐々にタイムが縮められてきているという実態があります。
かつてはカードアクションでいちいち引っ掛かって、タップやドラッグしても無反応になる時間があったりしてテンポ良くプレイできない場面が結構あったのですが、最近のアップデートでかなりの部分が改善されて、人力でやっている限りはあまり引っ掛かりを気にする場面は無くなって快適にプレイできるようになってきてます。

筆者も一昔前までは、この引っ掛かりと無反応期を避けるタイミングの取り方に苦労して、「初級ストリート」イベントではさっぱりな成績だったのですが、操作性の改善と、筆者のプレイスタイルを少し変更したことで、世界Top100にも残れることが増えてきました。

一般論から申しますと、「初級」の問題はある程度失敗しても大丈夫なように解き方のパターンは幅広く用意されていて、どこかで取りこぼしていても後々リカバリーしてくれるような札順に設定されていたりします。
そうなってくると、「初級」で一番時間が掛かる行為というのは「カード操作」これに尽きるのです。
カードをめくったり移動したり、そのアクションに掛かる時間が大半を占めるようになります。
なので、「初級」を速く解くコツは、カードアクションに取られる時間を短くする、ということになります。

何それ? そんなことができるの? ってなるかもしれませんが、できます。
要は「結果を待たない」で操作を続けていく、ということです。

カードをめくって、そのカードがめくられるアニメーションを見て、完全にめくられきるの待つ。なんて悠長なことをしていたら上位には食い込めません。
このカードをタップしたらこう動くはず、という予測でもう次のカードをタップしにいくんです。
カードめくりについても、1枚1枚、めくっては使えるカードか確認して、なんてやっているとタイムロスが嵩みます。
ダダダと連続してめくってしまい、そのアクションの経過を見て必要かどうかを判断し、過ぎてしまったら戻る。その方が速いです。
しかも、Microsoft Solitaire Collectionの設問では、一旦先まで見て、少し戻ってくる方がより速く解けるパターンというのが結構な割合で存在します。

具体的な例を示しますと、「Pyramid」は手札を2枚表示できてそのどちらも使用することが可能ですが、使える札が下に現れたときにすぐにそれを使おうとするよりかは、もう1枚めくってその札を上に持ってきてから考えた方がより有効な手を打てることが多いのです。
「Spider」なんかも、1枚めくるたびに次はどうしようかなあ、なんて考えるよりも、適当にドカドカタップしちゃっていった方が速くて、それでいて「初級」はそれでも解けるケースが多いです。(もちろん、考えて手を打った方が良い局面というのも必ずありますので、そういうタイミングでは手を止めて考えますが)

筆者はそうやって「初級」においては、先走り操作を行うことでタイムを大幅に短縮できるようになり、一部の人力チーターさんさえ超せるようになりました。

あ、あと、そればかりじゃないので、もう一点。
「初級」の設問ではたまに数秒とか十数秒とかでクリアできるサービス問題が紛れ込みます。(細かいことを言うと「超上級」でもそういう問題があるんですけど)

例えば「Klondike」で「カードクローバー5をホームセルに置く」みたいな設問があるとき、場札を一切めくらずに、手札と場の最初からめくられている札だけでクリアすることが可能なパターンがあります。
もちろん、そう見せかけて、実はちゃんと解かないとダメっていう引っ掛けもあるので、そんなに簡単にコトは運ばないのですが、怪しいと思ったら一度手札だけを順繰りに一とおり見てしまう、というのも一つの手です。
筆者はそのときの雰囲気に応じて中途半端に解きつつ手札の状況を見て、手札だけでなんとかなりそうな状況だと判断できたら一気に手札めくりを進めるようにしています。(それでもときおり中途半端に解いたことが仇となってクリアできずに大幅タイムロスをしてしまうこともありますが)

「FreeCell」でも「カードクローバー5をホームセルに置く」みたいな設問があるときに、ダイレクトに1,2,……と取りに行っても空きスペースが不足せずにそのままクリアまで持って行けてしまうことがあります。(これときどき「超上級」でもあるんですよね(こっそり))
そうなると最短で1秒台とか、そうでなくても5秒とかそんな程度でクリアできてしまったりしますので、こういう問題でタイムロスしないように、始める前に少し場を見て考える、というのはタイム退縮につながると思います。

逆にハマるポイントにも触れておきましょう。
「初級」と言いながら、これ「初級」の難易度じゃねーだろ! って問題が紛れ込むことがあります。だいたい、1イベント内に1つか2つくらい。
ですので、ちょっと疑わしい問題は、少し手を止めて考えてみるという英断を下すこともときには必要です。
速く操作することばかりを考えていると、大抵こういう引っ掛け問題で躓いて大きなタイムロスをします。
こういうタイムを競う系のゲームでは「手を止めて考える」という行為がもの凄く勿体無い行為だと思ってしまいがち(というか今の筆者でも躊躇しますよ)なのですが、必要経費であることも多々あります。後で振り返って、無理やり突っ込もうとせずに少し考えておくべきだった、ってなることもしばしばです。

!この文字が見える場合、コピペされています(ブラウザ非対応でも見えます)! from Gradual Improvement (dodoit.info)

2019-02-25

この記事のタグ

イベント