Klondike Adventure クロンダイク アドベンチャー
Microsoft Solitaire Collection Event の一形態である「Klondike アドベンチャー」はその名のとおり、Klondikeばかり計20問の早解きを競うイベントです。
「Easy」100Points × 9問、「Medium」150Points × 4問、「Hard」250Points × 4問、「Expert」500Points × 3問で合計4,000ポイントになります。
ほんと、成績表を見返してみると、「初級ストリート」と「Pyramidアドベンチャー」と「Worldツアー」以外は悲惨ですね。苦手だらけだ。
同じゲームを20問という数で筆者はゲシュタルト崩壊を起こして、途中で何やってんのか分からなくなってきます。
それだけではなくて、こういう、ゲーム種類限定のイベントでは、その設問の振り幅に付いて行けなくて躓くことが多々あります。
「Klondike」は難易度だけでなく、課題の内容によって気を付けるべきポイントがガラッと変わるゲームです。
そして、その読みがハズれてしまうことも多々あります。
それを20問も続けていると途中でわけ分からなくなってきてしまいます。
これが、筆者の最大の敗因ですね。毎度毎度、途中で崩れます。
「初級」で「カードクローバー5をホームセルに置く」みたいな設問が出たら、場の裏返されたカードを使わなくても解けるかどうかを意識しながら進めます。
まともに解こうとすると1分程度掛かってしまうかもしれない問題が、20秒も掛からずに解ける、ということになるかもしれないのでビッグチャンスです。
手札を素早く一巡させて、クローバーの1〜5までが全て出てきているかチェックします。もちろん、途中でホームセルに置けるものは置いてしまいます。
だいたいの位置が把握できていればそこまで早送り。手札を連打して、次にホームセルに置くべきカードを引っ張り出します。
そうして解ければ、真面目に普通に解いている人とは段違いのスピードでその設問をクリアすることができます。
「Klondike」では手札を場に置いたときに5点、ホームセルに置いたときに10点スコアが加算されます。
この「○○スコアを取得する」という課題が提示される設問もあります。
そのとき、場にもホームセルにも置けるという手札は単にタップするだけですとホームセルの方に置かれますのでスコアは10点プラスされるだけにとどまります。
しかし、一旦意図的に場に置いてからホームセルに置くようにすると5+10点で計15点がプラスされることとなり、スコアはより速く上昇します。
……って書くと、意図的に場に置くようにした方が良い、ってなると思うじゃないですか。
実はほとんどのケースで、そんなことは気にしない方が良い、ってなります。
例えば、一所懸命、一旦に場に置くことを考えてそれで4枚それができて20点得できたとしましょう。(実際にはそこまで得できるケースもそれほどありません)
ですが、一旦場に置くという動作はドラッグでないとできませんので、時間が掛かります。し、ドラッグのつもりでタップになっちゃうこともままありますので、誤操作の確率も上がってしまいます。
そうこうしている時間があったら、2枚多くホームセルに置いてしまった方が速いです。
しかし、これにも例外がありまして、スコア到達の少し手前で詰まらせるような設問の場合、時間が掛かってでも一旦場に置いてスコアを稼いでおいた方が良かった、ってなるケースがあります。
さらに、これにも例外がありまして、手数制限付きでスコアを要求してくる場合、たった1手の追加で確実に+5点が得られるのは美味しい、と思われ勝ちですが、これをやったせいで最終的に手数がどうしてもオーバーする、という罠が控えているケースがあります。
それともう一つ。700スコア以上を要求してくる場合。恐らくほとんど「超上級」難易度での出題になるかと思いますが、こういう問題は意図的に場に置くようにしないとせっかくボードは全て解けたのにスコア不足でクリアにならない、なんて悲惨なことになります。
都合よく手札から「A」「2」と置けてしまうような状態で700スコア以上を要求されている場合はほぼ間違いなくスコア不足で引っ掛けることを狙った設問ですので、そういうときは時間が掛かってでもドラッグして一旦場に置きましょう。
最近のアップデートで、「Klondike」でも全自動でカードを処理してくれるボタンが出現するようになりました。
全ての手札を場に置いて、場札も全てが表に返されている。こういう状況になったときに、めくった手札が置かれるエリアに「解決する」というボタンが表示されます。
これをタップすると全自動で場に残っている全ての札をホームセルに置いてくれます。
その間もタイマー計測は続いてしまうのですが、手動でやるよりは確実に速いと思われますので、これを有効活用しましょう。
「山札をクリアする」課題はもちろんですが、「カードハートKをホームセルに置く」みたいな出題でも自力でハートKを置こうとするより、全クリ出来る状態にしてこの「解決』ボタンを押してしまった方が速くクリアできたりします。
場でシークエンスを作っていく時に、候補が同時に2つ以上現れるときがあります。これは分岐点です。
「初級」ではあまり問題にならないかもしれませんが、「超上級」ではこれの選択を誤るとほぼ確実にクリアできません。
一般論的には裏になっている札の多いところは掘り返しづらいので優先してそちらを先に処理したいところですが、必ずしもこの法則を当てはめて良いとも限らないところが悩みどころです。
場合によっては浅いところをさっさと空にしてしまって、「K」を置けるスペースを作ってしまった方が良いでしょう。
しかしながら、場は8列ありますが、「K」は4枚。4列の空きが作れてしまえば、それ以上は不要。場合によってはわざと整理せずに空き列にしないでいた方が良い場合もあります。
酷いときには場札を掘り起こさずに手札を置いてしまった方が良いなんてことも稀にですがあったりもします。
全てはその後の手札や裏になっている場札の状況次第です。
そのときどきで、何のカードが不足してシークエンスが作れないのか、また逆に何のカードが多すぎて場で邪魔になっているのか、それらを考えつつ、置けても置かなかったり、また、3ドローなどでは手札の順序を調節して、欲しいカードが表に出てくるように意識して見送りをしましょう。
良くある例ですと、3ドローで先頭の3枚が全て場やホームセルに置ける、というとっても嬉しい状況になったとします。
しかし、そこで喜んで3枚とも移動させてしまうと、表に出てくる札が変わってくれません。罠です。(罠じゃない場合ももちろんありますが)
場合によっては、今回は1枚ないし2枚で我慢しておいても、その後移動できる機会が来る、それもすぐ次の回の手札めくりで移動できることが確定している、ということが、その場で分かるケースもあります。
そういったときは慌てず、1枚or2枚だけの移動に留めておき、次回の表にでてくる手札を変更しましょう。
あと、「カード7を2枚ホームセルに置く」などの課題ですと、ホームセルに置く必要の無い残り2つのスートが邪魔をしてくることがあります。
例えば、ハートとスペードの7がホームセルの置けそうなのに、その手前でダイヤ3を場に置いてしまって、そしてダイヤの「A」「2」が一向に出てこない、掘り起こせない、なんてことが結構あります。
こういうときは、特定のスートに疑いを掛けて、このスートは場に置けても置かない、という処置をすることが必要になったりします。
場の列が空いていて、「K」が置けるとき、喜んですぐに置いてはいけないケースがあります。
例えば、場のシークエンスで黒の「J」が先頭になっているとき、場の空き列に黒の「K」を置けば、赤の「Q」が出て来たときにそれが置けて、先頭「J」のシークエンスもそこに移動できるようになりますが、赤の「K」を置いてしまったらどうなるでしょう? 思いどおりに進まなくなってしまう危険性が高まります。そういうときは黒の「K」を待つべきです。
難易度が上がるほど、こうした意図的かつ的確なスルー力というものが必要とされます。難しいね。
Klondikeでは一度ホームセルに置いたカードでもその一番表に出ているカードから順に場に戻すことができます。
例えば場に「黒の4」があって、手札の先頭が「黒の2」であるとき、ホームセルに「赤の3」があったらそれを「黒の4」の下へと戻してその下に手札の「黒の2」を置くことが可能なのです。
詰み打開の一手として結構使う場面がありますので、覚えておくと良いでしょう。
手数制限がある課題もイヤラシイですよね。
ですが、ものすごく役立つとは限りませんが、その制限されている手数そのものが、ヒントになることも多々あります。
手数制限が厳しい問題はむしろ易しい設問と言えます。というのも、要するに「余計なことをしているスキはない」と手数制限が教えてくれているのです。
あっちへ移動、こっちへ移動なんてややこしいことしないで、その場でできることだけを簡潔にこなしていけば流れで解けていけたりします。(上手く行くときはね(ボソッ
手数に少し余裕があるときは、わざとほとんど進行できないで手札をグルグル回すだけ、みたいな状況にさせられてプレイヤーの不安を煽ってきたりします。
が、良く手札のラインアップを見てみれば、1回の手札巡回で1つは場にカードが置けるようになっていますし、ある程度我慢して進めると急に道が開けてそこでクリアとなったりします。
ゴール手前で焦らすという設問はイベントでは非常に多い常套手段です。
堂々と構えて、手数ぴったりでも良いんじゃくらいのふてぶてしさで挑みましょう。(それで泣きを見ることもありますが(ボソッ
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