Spider Adventure スパイダー アドベンチャー

Microsoft Solitaire Collection Event の一形態である「Spider アドベンチャー」はその名のとおり、Spiderばかり計20問の早解きを競うイベントです。
「Easy」100Points × 9問、「Medium」150Points × 4問、「Hard」250Points × 4問、「Expert」500Points × 3問で合計4,000ポイントになります。

筆者の一番苦手なSpider……と思いきや、世界Top100に残れてはいないものの、160位辺りが2回あったりするので、そこまで酷くはないのかもしれないです。
とはいえ、このゲームについては、2019-02-14のアップデートでかなり操作性が改善されたので、昔に比べればかなりやりやすくなりました。
それでも設問の振り幅が最も大きく、ときにはどうしてもクリアできなくて放り出さす人続出という凶悪な設問を繰り出してくるのがこの「Spider」です。

最初にその凶悪な設問について触れておきましょうか。
「○○スコアを△△手以内にクリアする」という、スコアと手数制限の両方をクリア条件にしている設問。これは本当に凶悪です。
このタイプの設問だけは、筆者もゲームの範囲を逸脱しているただの意地悪にしか思えません。
他のゲームでもこういう2重条件を課す設問はあるにはあるのですが、「Spider」のスコアと手数の組み合わせだけはどうしようもなく酷い組み合わせです。
Spiderのスコアは5種類の中で唯一、カードを移動するたびにマイナス1されていく、という減点があるゲームです。
つまり、試行錯誤してみて、やって戻すという作業でガンガンスコアが減っていきます。
しかしながら、Spiderのスコアと手数を条件にする設問は大抵「超上級」で制限が無くても引っ掛け満載のボードだったりします。
そうなると、試行錯誤抜きに正解のパターンを引かないと、スコアが不足してクリアができない、手数オーバーでクリアができない、という事態に簡単になります。

そもそも、難易度に関わらず「○○スコアを取得する」という条件の設問では、例えば750スコアを必要とする場合、50手以内に3つの山札を作ることができれば750スコアを達成できるわけですが、50手を超えてしまったら4つの山札を作成しなければなりません。
そして、そうして手数をオーバーしてしまったとき、もう一つ余計に山札を作成できない、あるいはできたとしても物凄く手数と時間を掛けさせられる、というペナルティが存在する設問がやたらと多いのです。

それでも、ペナルティを喰らいつつクリアできる設問ならまだマシなのですが、スコアと手数のダブル条件では、それすら許されません。スコア不足は即手数不足へと直結します。
となると、最初のプレイではクリアを最初から諦めてある程度試行錯誤をして方針を見定めるだけ、みたいに割り切った方が良いかもしれません。
が、その作業にも手数制限の枷がありますし、そもそもその試行錯誤を一旦全て捨てて最初からやり直さなければならず、それをちゃんと覚えていられるか(いや、いられまい)、という問題もあります。

結果的に運良く正解を引けるまでは手数制限でやり直しを強制される、という繰り返しになってしまい、酷いときにはその一問をクリアするだけで一時間とか掛かってしまうこともあります。(それゆえに投げ出す人も多いです)
本当に「Spider」のこのダブル条件問題だけは、難易度云々の問題を超越していてゲーム性もへったくれも無い領域に差し掛かっていると思いますのでどうにかして欲しいところです。
(でもそんなこと言ってるようじゃあ、世界ランカー常連はまだ遠いな、って感じなんでしょうかね? 常連さんからすると)

さて、気を取り直して。
「Spider」では気を付けたい基本が2つあります。

一つは、できるだけ空き列を確保したい、ということ。
空き列があるだけでカード移動の自由度は格段に飛躍しますので、それでシークエンスの整理をして、山札作りまで持っていくというのが基本技になります。
この空き列が2列になると自由度がさらにさらに増します。ほぼ自由自在になりますので、そういうときがカード整理のチャンスです。
逆に言うとですね、そうできないようなときに、同じスートでシークエンスを作ることばかりにこだわるのは得策ではない、ってことです。(2組以上の設問の場合)
確かに異なるスートが混ざってしまうと、それより深いシークエンスの移動ができなくなってしまいますので、できるだけ同じスートで重ねたいのはヤマヤマなんです。
でも当然、設問はそういうプレイヤーの心理の裏を書くように、異なるスートのシークエンスを作成した先に、さらにゲームを進められるような札配置を用意していることが多々あります。
ですから、同じスートでのシークエンスばかりに拘らずに、ある程度異なるスートも許容しつつ空き列作りを目指し、出来たところで一気に整理する。
その方が詰まらずにクリアできる可能性が高くなります。

もう一つは、足りない数字、多すぎて邪魔になっている数字を意識すること、です。
場のカード移動がどうにもできなくなったとき、仕方なく手札を一行分展開して場に置くことになるわけですが、場のカード移動ができなくなった原因を把握しておくことが大事になる局面は多いです。
例えば、シークエンスの終端が全部偶数になっちゃっているとか、特定の数字のカードだけ極端に足らないせいでシークエンスが全部ぶつ切りになっちゃっていて繋がらないとか。
逆に特定の数字のカードだけ数が多すぎて、それだけで列を沢山食いつぶしてしまっていて邪魔とか。
そういったときに手札を展開してみて、足りない数字を補充されるか、余計な数字を整理できるような札が補充されるか、見てみましょう。
補充されないときは、めくるべき箇所を間違えていたり、もしくは、場札のめくり過ぎだったりする可能性もあります。
もちろん、設問の意地悪で、1回だけの手札の展開では補充してあげない、2回、3回と手札を展開しないとダメ、というケースもあります。
特に「○○スコアを取得する」という条件の設問で、手数を少しオーバーしてしまったためにギリギリスコアが届かなかったなんてときにもう一列山札を作らなければならない状況でこういう意地悪をされることは多いので要注意です。

「初級」などの比較的易しい難易度で「○つの山札を完成させる」という設問の場合、手札を全く展開せずに場札めくりだけでやりきった方が良いケースがあります。
そういう設問では手札を場に展開すればするほどグチャグチャになってとても解けそうにない状況に陥れられますから、あ、と思ったら思い切って最初の方まで戻って、場札をめくる場所と順番を変えてみた方が良いかもしれません。
もちろん、1コ手前までは場札でイケるけど、最後の一つは手札めくってからでないと作れないよん、という設問もありますから、その辺は臨機応変に。(できたら苦労しないけどね(ボソッ

Easy Steet 初級ストリート』の記事でも触れましたが、易しめ難易度でスートが1種類だけで山札を完成させる系の設問だった場合(スコアが関係無い場合)、ある程度は適当にタップしちゃった方がクリアタイムは速くできます。
ただし、特定の数字が出てこないせいで変にシークエンスの作成が続かなくなってしまった、と思ったら、めくるべきカードの選択を誤っている可能性が高いので、別のカードをめくるなどして試行錯誤した方が良いかと思います。
基本的には山札を早く作れた方が、場がスッキリするのでその後躓いてもどうにかできる可能性が高くなります。
ですので、最初の場札だけで山札が完成できないかを追求してみるのは結構大事なことです。難易度に関わらず。
そういう意味でも、スコアと手数のダブル条件はウンコー!(しつこい

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2019-02-26

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